一昨年の夏、滋賀の廃村へ通じる林道で拾った陶製のフック。
統制番号は無いが代用品のようだ。
陶製のフックはよく骨董市などで見掛けるがこれはなんか形が変。
しばらく眺めてたらこれはとんぼを模していることに気がついた。
ちょっと海老反り過ぎな気もするが(笑)
まあ普通のまっすぐな状態ならフックにならないしなあ。
とんぼは勝ち虫と呼ばれ縁起の良い虫。
そういう意匠の喜ばれた時代のものかも知れない。
拾ったときは埋め込まれたネジが腐って穴が空いていた。
その穴を綺麗に洗う。
木ネジをガチガチに固まるパテで穴に埋め込む。
乾燥させ完全に固まったら完成。
今は部屋の柱に取り付けてカンカン帽を掛けている。
難点は掛けてるときにはフックが全く見えないこと(笑)
実用品で使えるものはなかなかないので気に入っている。
もちろんとんぼの意匠も。