東寺ガラクタ市で買ったものの続き。毛糸湯伸器。どこかで見たことがあるけどでも何に使うものか忘れてた。調べたらすぐに出てきた。解いた毛糸のヨレをとるためのもの。これは戦前戦後に使われていたもののようだ。今でも編物する人で湯伸する人はいるみたいだ。掃除機の先端の様な形状。
〇にYとMを組み合わせたメーカーマーク。
右横書きで「實用新案」の文字。裏面。
ピーラーのも見えるなコレ。
使用法。
先端の金具を外す。
一列に並んでいる穴から蒸気が出る。
それで毛糸を蒸してヨレを取るのだ。
金具に毛糸をセットする。
毛糸がないのでタコ糸で代用している。
金具を元に戻す。
これで毛糸が穴の上に来る。
火にかけたヤカンの口にセットする。
後はゆっくり毛糸を引っ張って伸ばしていくだけ。
こんな感じ。
結構時間が掛かりそうな作業である。
毛糸の再利用も大変そうだ。
このような製品が発売されていたということは需要もあったのだろう。
ものの無い時代は大変そうだ。
次回も東寺で見付けたものの無い時代の製品を紹介します。